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工事別の解説

雨水タンクの補助金 千葉県2026|市町村別の助成額と、浄化槽を雨水貯留槽に転用する補助

更新日:2026年10月22日

この記事の結論

千葉県では、千葉市・市川市・船橋市・松戸市・野田市・成田市・佐倉市・我孫子市などに雨水タンクの補助があり、雨どいにつなぐ市販タンクは「費用の2分の1、上限1万〜5万円」程度の制度が中心です。下水道につないで不要になった浄化槽を雨水貯留槽に転用する場合は、上限7万5千円〜10万円の補助がある市もあります。ほとんどの市で購入・工事の前の申請が必要なので、買う前に市の窓口へ確認してください。

結論:買う前に、お住まいの市の制度を確認

雨水タンクの補助は、千葉県のすべての市町村にあるわけではありません。このページで公式ページを確認できたのは、雨水タンクや雨水浸透ます(雨を地面にしみこませる、穴の開いたます)の補助がある13市町です。

雨水タンクとは・どんな効果があるか

雨水タンクは、屋根に降った雨を雨どいから引き込んでためておく容器です。千葉市は、ためた雨水を庭の水やりなどに使えると案内しています。千葉県は、雨水を使う施設の効果として次の点を挙げています。

雨水浸透ますは、底と横に穴があいたますで、雨どいの水を地中にしみこませて、流れ出る雨水や浸水を減らすものです(千葉市の説明より)。国土交通白書でも、雨水をためてトイレや散水に使う取組は、水資源の有効利用と、都市部で雨水が一度に流れ出るのをおさえることに役立つとされています。

どれだけ水道代が減るかは、タンクの容量や使い方で大きく変わります。公式の目安はないため、ここでは断定しません。

千葉県の市町村の雨水タンク・浸透ますの助成一覧

各市の公式ページを読んで確認した内容です(確認日:2026年10月22日)。千葉県のページ(令和8年4月確認)でも、東金市を除く12市町が支援を行っていると案内されています。ただし、ページに年度の記載がない市もあり、このほかにも制度がある市町村があるかもしれません。今年度の受付状況や予算の残りは、必ず各市に確認してください。

市町村対象と補助額申請の時期
千葉市市販の雨水貯留槽:100〜200L未満1万8千円、200L以上2万5千円(1棟1基まで)/浄化槽の改造:1基7万5千円/雨水浸透ます:口径に応じ1個1万1千円〜2万6千円(4個まで)。下水道事業計画区域内が対象市販タンクは購入前(購入後60日以内も可だが認められないことあり)、浄化槽改造・浸透ますは工事前
市川市雨どい取付型:費用の2分の1、上限2万5千円(1棟1基)/浄化槽転用型:洗浄・ポンプ設置などの費用の3分の2、上限8万円/浸透ます・トレンチ:単価表で計算事前相談のうえ申請し、交付決定のあとに工事
船橋市浸透ます:既存ますの改修は1基上限8万円、新設は1基上限2万円(4基まで)/雨どい取付型タンク:既存ますを浸透ますに改修するのと同時なら上限3万円、それ以外は上限1万円/浄化槽転用:3分の2、上限10万円(いずれも税抜の経費で計算)工事の着手・発注の前
松戸市雨どい取付型タンク:費用の2分の1、100〜300L未満は上限2万円、300L以上は上限3万円交付決定のあとに購入
野田市雨水貯留タンク(浄化槽の転用を含む):費用の2分の1、容量により上限2万〜5万円(合計で上限5万円)購入(設置)の前
茂原市雨どい取付型の貯留槽:2分の1、1基上限2万5千円/浸透桝:2分の1、1基上限1万円(各2基まで)設置の前
成田市100L以上の市販タンク(未使用品):2分の1、上限3万円/浄化槽転用:槽内清掃費を除く費用の2分の1、上限10万円購入の前(令和8年4月1日〜令和9年3月16日)
佐倉市100L以上の貯留タンク:「1Lあたり100円」と「設置費の2分の1」の低い方、上限5万円(浄化槽転用は10万円)/浸透ます:上限10万円購入・設置の前(4月1日〜2月末)
我孫子市150L以上のタンク:費用相当額(千円未満切り捨て)、1基上限3万円(2基以上は5万円)購入・手配の前
鎌ケ谷市浸透桝モニター:決められた区域の既存住宅に、市が浸透桝を2〜3か所設置(期間3年)申込み(申込みが多いと設置できないことあり)

船橋市の金額は市の交付要綱、茂原市・野田市・我孫子市などはページの更新日が数年前のものです。内容が変わっている場合もあるので、申請前に確認しましょう。

このサイトの制度データに載っている制度

このサイトで制度ページを作っている、雨水に関係する制度です。酒々井町は住宅リフォーム補助の上乗せ(浸透トレンチや500L以上の雨水タンクなどを同時に付けると2万円加算)、市原市・東金市は合併処理浄化槽への切り替えにあわせた転用の補助です。

表の補助額は制度全体の上限です。雨水に関係する分は、成田市がタンク上限3万円(浄化槽転用は10万円)、酒々井町が2万円の加算、市原市が単独浄化槽の再利用で上限12万円(一部の地域は9万円)、東金市が上限18万円です。

不要になった浄化槽を雨水貯留槽に転用する補助

使わなくなった浄化槽を洗って、雨水をためる槽として使い直す方法です。大きな容量の貯留槽を、新しく埋めずに用意できます。補助は大きく2つのタイプに分かれます。

1. 下水道につないで不要になった浄化槽を転用

下水道の整備が進んだ市で多いタイプです。千葉市(1基7万5千円)、市川市(3分の2・上限8万円)、船橋市(3分の2・上限10万円)、成田市(2分の1・上限10万円)、佐倉市(上限10万円)、野田市(タンクの補助の中で対象)が当てはまります。船橋市の要綱では、中の不要な部品の撤去や仕切り板の穴あけ、配管、ポンプと水栓の設置が対象工事で、工事の前に汚泥のくみ取りと清掃をすることが条件です。成田市では槽の中の清掃費は補助の対象外です。

2. 合併処理浄化槽に切り替えるときに、古い単独槽を転用

下水道が来ない地域で、トイレだけを処理する古い「単独処理浄化槽」を、台所やお風呂の水も処理する「合併処理浄化槽」に切り替えるときの補助です。市原市は単独槽を雨水貯留槽に再利用する費用を加算し、東金市は単独槽の撤去または雨水貯留槽への転用に上限18万円を補助します。なお成田市では、合併処理浄化槽の補助を使って単独槽を転用した場合、雨水貯留施設の補助は使えません。

浄化槽の切り替え補助の全体は「合併浄化槽の費用と補助金」、市町村ごとの比較は「千葉県の浄化槽の補助金の比較」をご覧ください。

申請の流れ:購入前か、購入後か

今回確認した市では、購入や工事の前に申請することがほぼ共通の条件でした。

よくある流れは次のとおりです。

  1. 相談・申請:見積書やカタログ、設置する位置の図、設置場所の写真などを添えて申請します。
  2. 交付決定:「補助します」という通知が届くのを待ちます。
  3. 購入・設置:設置したら写真を撮っておきます。
  4. 実績報告・請求:領収書や写真を出し、補助額が決まったら請求して振り込まれます。

多くの市は予算がなくなると受付を終えます。年度内に設置と報告まで終える必要があるので、早めに動きましょう。

注意したいこと

タンクの条件(市販品か・容量)

ホームセンターや通販で買う場合

今回読んだ公式ページには、購入先をお店に限ると書いたものは見当たりませんでした。松戸市は通販の送料も対象経費に含めています。ただし成田市は、領収書でタンクの値段が分かることを求め、ほかの品物とまとめて買ったときは内訳が必要です。どの市でも申請前に買わないことが大切で、自分で設置する場合の扱いも市で違うため、買う前に窓口で確認しましょう。

設置場所(とくに浸透ます)

その他

よくある質問

雨水タンクの補助金はいくらもらえますか?

千葉県の市では、雨どいにつなぐ市販タンクは費用の2分の1で上限1万〜5万円程度の制度が多く、容量が大きいほど上限が上がる市もあります(松戸市は300L以上で上限3万円など)。金額は市ごとに違うので、お住まいの市の公式ページで確認してください。

雨水タンクを買ったあとに補助金を申請できますか?

多くの市ではできません。成田市・松戸市・野田市・佐倉市・我孫子市などは購入前の申請が必要です。千葉市の市販タンクは購入後60日以内の申請もできますが、認められないことがあるとされています。買う前に確認しましょう。

使わなくなった浄化槽を雨水タンクにする補助はありますか?

あります。千葉市(1基7万5千円)、市川市(上限8万円)、船橋市・成田市・佐倉市(上限10万円)などが、不要になった浄化槽を雨水貯留槽に転用する費用を補助しています。市原市・東金市では、合併処理浄化槽への切り替えにあわせた転用が補助の対象です。

雨水浸透ますの補助金がある市はどこですか?

今回確認した中では、千葉市(1個1万1千円〜2万6千円)、市川市、船橋市(既存ますの改修は1基上限8万円)、茂原市、佐倉市に補助があり、鎌ケ谷市は市が浸透桝を設置するモニター制度があります。設置できる区域や場所に条件があるので、事前に相談してください。

参考にした公式情報

この記事について

おうち補助金ナビ編集部が、国・千葉県・市町村の公式情報と、このサイトに掲載している制度のデータ(344制度)をもとにまとめました。制度の内容は年度ごとに変わるため、申請の前に必ず各制度の窓口で最新の情報を確認してください。

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